奨学金返済難民のための基礎知識

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奨学金問題について書いた本を出版しました

拝啓 奨学金返済難民御一行様

 

先日、奨学金問題について書いた本を出版しました。

「出版した」と言っても私が書いたわけではなく、座談会の末席に座らせていただいただけです。それなのに著者欄に名前を載せていただけて、とても幸運だったと思っています。伊東弁護士、岩重弁護士、大内教授、ジャーナリスト三宅さん、そしてあけび書房の編集者さんに感謝をしてもしきれないです。



私は奨学金を研究している(していた)大学院生で、かつ奨学金を借りている当事者というとても曖昧な立場で参加させて頂きました。奨学金返済難民の立場に立った議論をしたいと思っていましたが、終わってみると出来なかったことばかりで悔しい経験をしました。

 

 

 

「今ここに奨学金の借金を1000万円抱えている学生がいたら何が出来ますか?」

 

「お金のある家に生まれた学生と、そうじゃない学生との間で〇〇をすることが不可能になっているのではないか・・・」

 

「勉強をしたいけど、どうしても学費が払えなくなった人に聞いて欲しいメッセージがあります。それは・・・」

 

 

など、後悔の多い座談会の中でも、奨学金返済難民の役に立つような問題提起や発言が少しだけできたと思っています。

 

もし書店で見かけたら、立ち読みを。そして買っても良いなって思ったら2冊、3冊と買って周りの人にも広げてみてください。奨学金返済難民は返済で苦しいと思うので、数冊買うだけの興奮をこの本から得られない場合は立ち読みで必要なところを読むだけでいいんじゃないかと思っています。「生活を犠牲にしてでもこの本や問題意識を広げたい!!」という人がいれば、複雑な心境になりますが、やっぱり助かりますし感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

 

Amazonでも在庫が無くなったり、かなり売れているようなので、お買い求めの方はお早めに。ぜひとも奨学金問題を解決するために一緒に問題意識を共有していきましょう。

 

 

日本の奨学金はこれでいいのか! ―奨学金という名の貧困ビジネス

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