東京新聞より「奨学金で自己破産 就職難や非正規増影響…」
【自己破産と奨学金】
これまでプライベートなこととして表に出てこなかった奨学金問題がメディアなどで取り上げられて、広く社会に知れ渡ってきた。
奨学金問題は個人の問題ではなく、制度的・構造的な問題であることが多くの人の知るところになりつつある。
そうした意識が奨学金返済者に広がれば、今後、無理な返済を諦め生活の再建のために自己破産をする人は増加するだろう。実は私も弁護士に自己破産を進められている。しかし、「簡単には自己破産できない」というのも奨学金問題の一つの特徴だ。
どういうことか。
奨学金は借りる時に保証人と連帯保証人を用意する必要がある。細かい話は割愛するが、少なくとも連帯保証人を立てることは必ず必要だ。
連帯保証人は借りた本人と同等の責任を追わなくてはならない存在とされている。
それゆえ、仮にaさんが自己破産をすると、その親Aさんまでが自己破産をしなければならず、家庭によっては家、土地、車などの資産を処分しなければならない。奨学金の借金によって一族郎党が家、財産を失う可能性があるというのが日本の奨学金だ。
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恐ろしいと感じた人は是非一緒に活動しましょう。
まずは9月9日の札幌で行なわれる裁判の傍聴に一緒に行きませんか!訴えられている人の応援に行きましょう!
簡易裁判所で支払いの義務は無いとされた奨学金を地方裁判所で争います。
北海道 学費と奨学金を考える会 (インクル)のフェイスブックページ
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130905/CK2013090502000134.html