【JASSO奨学金】猶予申請をしてみよう!—書類編 その1
この記事では書面による猶予申請について説明します。
【申請の4ステップ】
書面による申請は次のステップを踏みます。
1 申請書の入手
2 申請書の記入
3 猶予する事情を証明する(公的)証明書を集める
4 JASSOへ郵送する
今回の記事では1と2に触れます。
【ステップ1ー書類を入手しよう!】
まず始めに書類を入手しましょう。
支援機構HPからダウンロードできます。
下のリンクを参考にしてください。
進んだら、参考写真で赤文字部分をクリックしてください。
そうすると下の画面に移ります。
「ココ」から、「奨学金返還期限猶予願」と「チェックシート」を入手しましょう。
【ステップ2—書類を書いてみよう!】
手に入れた申請書を書きます。
はじめは「奨学金返還期限猶予願」からです。
モデル人物は「会社のお給料では返済が厳しく、なるべく長い期間猶予したい独身男性」です。
では、記入します。
まずはチェック項目です。
今回、チェックするところは次の箇所でした。
次に書類の上の部分を埋めます。
ここでは、
・日付
・奨学生番号(支援機構に電話すると教えてくれます)
・氏名、生年月日
・住所
・連絡先
・勤務先の住所、連絡先
・押印
が必要です
押印は絶対に忘れずに!
最後は下半分の記入です
今回のケースでは、ここに
①経済困難である事情
②今後の返済の見通し
を書く必要があります。
飾らず、ありのままの実情を書き記しましょう!
①事情では、
・卒業してからこれまでの経緯
・現在の生活状態
・具体的な収入、支出の説明
・返還が困難であり、猶予申請にいたったこと
を漏らさず書きましょう。
②見通しでは、
・返済ができるようになるまでの一時的な対処であること
・いま、状況の改善に向けて取り組んでいること
・返済の意思があること
という点を書けば事情が伝わりやすいと思います。
今回のケースではこのように書いてみました。
参考までに、日本学生支援機構の記入例では、次のようになっています
・事情
大学を卒業して二年目になりますが、就職する事が出来ず、アルバイトで生計を立てていました。手取りは月15万円前後で、賞与や臨時収入はありません。支出は家賃、食費、光熱費、インターネットと携帯電話代で10万円が毎月かかり、残りから医療費とボキの勉強の学費を支払っています。腰椎椎間板ヘルニアのリハビリに週に1〜2回通っており、医療費が月2千円弱程度かかります。奨学金の返還が困難です。第一種奨学金のみ猶予をお願いします。
・今後の返済見通し
今年中には就職して、第一種奨学金も返還を再開したいと思っています。猶予を承認された期間の終了より早く返還が出来るようであれば、返還期限猶予短縮願を提出します。
【注意!】
今回の記事はあくまで参考例であって、
「こうすれば確実に申請が通る」
というものではありません。どうかご注意ください。
申請書にはみなさんの実情を、事情書に素直に書いてもらえればと思います。
【最後に】
猶予手続きはみなさんに与えられた権利の一つです。
返済が辛いと感じたら思い切って使うことが大切です。
このブログを読んで、猶予申請を検討してもらえたらすごく嬉しく思います。
次回は冒頭の3と4の項目について扱います。